Brasilia, Brazil

南米、ブラジル

２００２年３月に初めてブラジルへ出張した。ベレンで開催されたアマゾンと環境国際シンポジウムでの発表があり、その後、ブラジリアへ移動した。出発前の一ヶ月はマニラへ出張しており、帰国して二日後にブラジルへ発つタイトなスケジュールとなった。

ルシオ・コスタとオスカー・ニーマイヤーのブラジリア、２００２年３月

無機質な都市、というのが私のブラジリアの第一印象。南緯１５度４７分、西経４７度５４分のブラジルの臍にあたる中部高原、標高１１００ｍに建設された計画都市である。１９６０年４月２１日に供用を開始した、ブラジルの首都ブラジリア（連邦直轄地区）。１９５６年、設計コンペで入選したルシオ・コスタによる都市計画、その都市にル・コルビジュエの下で経験を積んだ、NY国連ビルの設計でも知られるオスカー・ニーマイヤーが公共建築を担当した。モダニズムの流れを受けた自由な曲線の用いた国会議事堂、外務省、カテドラルなどがある。ルシオ・コスタ、オスカー・ニーマイヤーともブラジル人。現在のブラジリアの人口は２００万人、世界遺産にも登録されている。